BMW320i(F30)との別れ その1

“BMW5シリーズ”という高級車の味が忘れられず・・・
“BMW3シリーズ”だって、一般庶民の感覚からすれば十分に高級車に属するのだが、BMWのヒエラルキーとしては下の方。
この基準では、”5シリーズ”以上が高級車で”3シリーズ”は普及品の扱いである。などというメーカーの論理はおいといて、いくらかクルマの価値判断力が磨かれている者が”5シリーズ”を体験するとやはりその格の違いというものが一発で体感出来てしまう。
旧型の”525i(E39)”でもその良さは体験していたのだが、2010年に現れた”F10″シリーズは格の違いを思い知らされる衝撃の高品質だった。
“高級車 = 高価格車”なのであり、当時はまったく関心を持たないようにしていたのだが、ある日旧知の敏腕営業マンに騙されて(?)一度その味を体験してしまった後は注文書に署名するのに時間はかからなかった。(;`ー´)
この当時の新車価格は650万円プラス諸経費。もちろん超高額所得者ではない自分には、背伸びし過ぎの暴挙であり、資金計画も相当にムリをしたのだが、逆に言うと、当時ムリをすれば何とか買えた程度の資金はギリギリとはいえ用意出来てしまったのだった。
ただ、わずか数ヶ月で手放さざるを得なくなってしまったという事情は、さらっと書いたので覚えている人もいるかな・・・

2012年1月初旬、涙をのんで別れを告げた日の記念写真。
ちょうど、新型3シリーズのデビュー直前だった時期でもあり、そちらに関心を持つように自分に言い聞かせていたのだった。

そして、パートナーのサポートのおかげで翌年5月に、”320i Luxury”が手に入った後は、クルマ人生の中で最も走り屋になったほどに溺愛していた。バリバリの新型車であり、それまで体験したどの”3シリーズ”より高性能で乗り心地も良く、大衆車並の優れた燃費性能やオプション装備した”ACC”に感動しまくりの上まったく故障知らずの信頼感。パーフェクトな愛車。
これで満足すべきだった。他のクルマにも関心を持たないようになり、それこそ10年間以上も問題なく乗り続けられるはずだった。
それなのに・・・バチあたりな事に三年目あたりから”エフテン(F10)”の記憶がくすぶり始めたのだった・・・
究極的バカだと自分を責めつつ、何となく”F10″の中古車情報を眺める日が増えて来ていた。( ;´・ω・`)

そして、ある日ついにこんなのを見つけてしまったのだった・・・また横浜か・・・
最近どんどん高額になって来た軽自動車やフィットの上級モデルより安いではないか・・・(;`ー´)
これなら等価交換で乗り換えが実現する可能性が高いなどと悪魔の囁きに抵抗しきれなくなる愚かな自分に辟易しつつも、ウジウジと悩んだ末、パートナーにおずおずとご相談申し上げると「そこまで欲しいんだから、別にいいんじゃない」と許可を得たのだった。(^◇^)

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