BMW 523i (F10) スピーカー交換工事 その3

前回書き忘れたが、F10スピーカー工事の必需品はあとふたつあった。そのひとつがゴミ箱。
もちろんくたびれていても構わない。( ´ー`)

こんな具合に活用出来るのだ。置いた時に安定していて高さがちょうど良いのが吉。つまり、ゴミ箱でなくとも良いのだが。
これで、外した内張り内の作業が格段にラクになった。

最初のターゲットは、このメインスピーカー。ドアピラーに付いている高音域専用のトゥイーターとペアになって中低音域を受け持つ”2way”システムのはずだが、このスピーカーにはそのための何の機能もない。アンプからの出力がそのまま入力されて”フルレンジ”で鳴っているのだ。これではシステムとしてまともなサウンドになるはずがないわけ。大体、今時内張りに付いてるなんて。( ;´・ω・`)
※トゥイーターの方は、一応ローカットフィルターが介在しているようなのだが
しかも、何故か配線コネクタがふたつも接続されている。よく見ると双方はそのまま並列接続で、一方がアンプからの入力であり、そのまま分岐してトゥイーターに行っているようだ。まさかそんないい加減な仕組みになっているとは想像もしなかったので、”ソニックプラスセンター大阪(サウンド21)”に問い合わせると、やはり「単純な分岐配線なのでどちらに繋いでも構わない。」との回答だった。

交換前に、新スピーカーのバッフルに丁寧にスポンジテープを貼り付けていく。これを怠ると、悲惨な結果となるのだ。( ≧Д≦)
SP-F10E“は、トレードイン。すなわち加工なしでそのまま交換出来るのがアピールポイントであり、たしかに何の苦労もなく交換作業が完了した。膨大な車種に対応出来るヒミツは、写真では良く分からないが、スピーカー本体とバッフル(取り付けベース)が別パーツになっている事にある。ドーナツ形状のバッフルとスピーカー本体がボルトで組付けをするような構造となっている。これにより、バッフル部分だけを車種に応じたサイズと形状にすれば良く、大幅なコストダウンとなっているわけだな。( ´ー`)

スピーカー交換後の様子。スピーカー端子はひとつだけなので、元の配線のひとつを接続。もうひとつは放置である。写真右上から上方に延びている一本のケーブルがトゥイーター用の新しい配線。

トゥイーターカバーもちょっと厄介だったが、なんとかこじ開けに成功。親指の先にある三角形の物体は硬質スポンジで、これでトゥイーターユニットを抑えつける感じで固定している。
そのスポンジを取り去ったところ。このトゥイーターと配線は不使用なので、そのまま撤去し、新しいトゥイーターと交換する。
こちらは新トゥイーターの口径が小さくてサイズが合わないのだが、テキトーにはめ込んで再びスポンジで抑えてやればOK。

最後はセンタースピーカー。前回、”320i”の時はここだけ純正のままにしていたので、音質にイマイチ満足出来ていなかった事をふまえ、今回はちゃんと交換する事にした。実際やってみたら、ドアスピーカーと比べてウソのようにカンタンだった。( ´ー`)

純正スピーカー。トゥイーターが手前に傾斜して取り付けられているのは高ポイントだが、しょせん出て来るサウンドが大した事ないので・・・
最後の必須ツールがミニドライバー。こんな便利なツールがホームセンターで500円弱で売られているのはありがたい。
今回新規購入した唯一のツール。こんな可愛いドライバーがないとフロントスピーカー交換が出来ないのだ。
さすがにトルクス用ビットまでは付いていないので手持ちの部品を流用する。

ダッシュボード前端に位置するフロントトゥイーターは、鋭く傾斜するフロントガラスのために、上方の空間が極小となる。
つまり、通常のドライバーではトルクスネジを回すのが不可能。柄が非常に短い”スタビドライバー”というものはあるのだが、それでも長すぎて作業が出来ないため、このような極小ドライバーの出番となるのであった。※レンチ式のドライバーでも可

ダッシュボード内の空間は充分に余裕があるため交換作業は何の苦労もなく進められる。
ついにリニューアル完了。さぁ、いよいよ音出しだ~ !!ヾ(o´∀`o)ノ

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