BMW 523i (F10) アクセサリー電源工事に挑む

少し前にヘッドアップディスプレイ(HUD)を取り付けて悦に入っていたのだが、宿題が残っていた。
「挑む」などと大げさな標題にしたのは、そううそぶきたくなるほど苦労させられたから。とにかくシロートなもので。( ´ー`)

シガーソケットにプラグを差し込むだけというのはお手軽で良いのだが、常時オンのため乗り降りの度に抜き差ししなければならない。
これはやっぱり不便。一ヶ月近く経って、HUDに問題はなさそうだと判断し、電源工事をちゃんと済ませようと決意した。
しかし、以前の愛車“BMW 525i(E39)”などではグローブボックスからカンタンに取れたのだが”F10″では同じ手が使えない事が分かっていたので「あんまりやりたくないなぁ・・・(´д`)」と、出来るだけ先送りにしていたのだった。
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検索してみると、グローブボックス奥やオーバーヘッドコンソールから取り出す方法が多く見つかったが、どちらも気が進まないので、第三の方法としてステアリングシャフトの近くから取る方法を採用した。その理由はカンタンに出来そうだと感じたのだったが・・・

まず、センターコンソール前端の先に伸びるカーペット固定ネジを取り外す。
その理由は、アンダーカバーの下部がこのカーペットに固くカバーされていて、そのままでは取り外しが困難なため。
しかし、ネジを外しても中々めくれてくれない・・・

他に固定しているようなネジが見当たらないので、思い切って「エイヤッ」と剥がすようにすると外れてくれた。
アンダーカバーは同じくトルクスネジ二本で固定されている。
前述のカーペット部分がまだめくれていない状態だが、これは工事が終了してからの内装復旧時の撮影のため。
工事の着手当初はカーペットめくりの必要性に気づかず、かなり手こずったのだった。(´д`)
ネジを外してからぐいっと引っ張り出せば、内側のフックが外れてくれるので、そのまま引き出せばOK。

アンダーカバーの最奥部にも軽く噛み合わせ部分があるのだが、少し力を入れて引っ張れば外れてくれる。ダラーンとした黒いコードは、アンダーカバー内に押し込んであった HUDの仮設配線が顔を出してしまっただけ。

今のクルマは、ほとんどの内装部品に電源や制御信号用のコネクタがくっついているが、このカバーにも重要パーツである OBDコネクタがしっかりと付いていた。こいつがどんなにやっても外れなかったのだが、一息入れて観察するとブルーの部品をスライドさせるのだなと気づいた後はカンタンに外れてくれた。と、書いてみたらそれだけの事なのだが、方法が分かるまでは外すのに四苦八苦して実に10~20分くらい作業が停滞してしまったのだった。とにかく、クルマの内装いじりはこれが大きなハードルのひとつになるので気が進まない。
各種のコネクタが多種多様の方法でガッチリ固定されていて、力任せにして良い事はほぼないので、身につけたノウハウ数の多少によって作業時間が大幅に変わってくる。このコネクタなど、構造が分かってれは数秒で外せるのだった。(;`ー´)

ステアリングシャフト右側にあるドライバーズポケット。二本のネジを外して、力を入れて引き出せば内側のフックが外れてくれる。
この付近から電源を取れればラクなのだが、そう甘くはないのだ。

ターゲットとなるコネクタはステアリングシャフト最奥部の、しかも左側の更に上方にあるので、ここからはアクロバティックな体勢を余儀なくされる事になるのである。以下、次号に続く。(*´・ω・)

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