BMW 523i (F10) アクセサリー電源工事に挑む – 完結編

今回の電源工事に使った資材と工具たち。真ん中にある赤い小さな部品が電源線分岐パーツ。

作業にかかる前に、先人のアドバイスに従ってトランクルームにあるバッテリーのマイナスプラグを外しておく。

これがターゲットである41ピンコネクタ。後からこの写真をみればピンと来たのだが、作業中は外すのに四苦八苦だった。
何しろ極めて触れにくいヘンな位置にあるため、仰向けに寝転んでダッシュボード一番奥の方までアタマを突っ込まないと作業が出来ない。
さらに、上半身をよじって腕を深く曲げてようやく手に出来るという厳しい体勢にならざるを得ない。
そして、ベルトのような部分を押しても弾いてもまったく外れてくれる気配がなく、ここでめげそうになったほど・・・(´д`)
そして、一息入れて戻ってきたらピンと来たのだった。ベルト部分を手前にずらしてやればあっけなく外れてくれたのだった。
自慢じゃないが、毎朝ヨガ体操のプチトレーニングを続けている効果か作業後に身体があちこち痛くなるという後遺症はなかった。(;`ー´)

ところが、またまた最後に難関が !! 配線が分からない !! ( ≧Д≦)
事前調査で14番ピンへの配線から取れば良いとなっていたのだが、コネクタ本体がカバーと一体化しているようで、どうしてもカバーとコネクタ本体の分離が出来なかった。そのため、どの線が何番に接続されているのかまったく判別出来ないのだ。
この時点で既に作業開始から2時間半近くが経過していて、もうこれ以上チャレンジするエネルギーが残っていなかったのだった。

唯一のよりどころが、「緑色に白色の線」という事だけは分かっていたのだが、これがまた細い線の色分けが判別しにくく、白色なんてはっきりと見分けられる線がわずか一本しかなく、しかしそれは「青色に白色」なのだった・・・
結局最終的に選んだ緑色ベースの候補が三本もあり、とりあえず何となく白色にみえている線に見込みを付けた。
どうみても白色ではなく、不鮮明な薄い灰色にしか見えないのでとても自信が持てなかったのだが、他の線は、目がしょぼつきかけていた事もあり、緑色との組み合わせが黄色か橙色にしか見えなかったのだ。(´д`)
先にアースを確保してと。アンダーカバー内を選択したのは、アースが容易に取れそうだというのが理由でもあった。
そして、選択した配線に分岐コネクタを取り付けてバッテリーのアース端子を接続し、息を呑んでエンジンスターターボタンを押してみたら・・・まったく反応がない。エンジンスタートしても反応なし。失敗か !? ( ≧Д≦)

モチベーションの限界に近づいていたので原因を追求する意欲などまったくなく、またまたバッテリーのマイナスを外し、予備のコネクタで再度試してみる事にした。今度は「緑に黄色」にみえていた配線にトライ。
これでダメだったら・・・何しろ開始後すでに3時間オーバー・・・もうあきらめるか・・・(;´Д`)
バッテリーを元に戻し、おそるおそるエンジンスターターボタンを押して見ると・・・シガープラグのLEDが点灯 !
今度はビンゴだった !! 感動の一瞬だった。もう結果オーライ。本当に正しい配線になったという保証はないが、微弱電流しか必要ないHUD用なのだし。
ようやく工事終了手順。HUDに飽きた時に外しやすいようシガーソケットはドライバーズポケットからアクセス可能な位置に固定した。
ドライバーズポケットの内部に配線を引き込んで収納したかったが、もうそのエネルギーは残っていなかったのだ。(´д`)

今回の工事で活躍したすべての工具たち。※今回は使わなかったが基本的に電装品の加工では検電器やテスターが必須
最終的に、作業時間1時間程度の見積が苦労の連続で実に4時間近く費やしてしまった。
次に同じ作業をやれば1時間以内でこなす自信は出来たが、やはり二度とやりたくないというのが今の感想。(*´・ω・)


めでたくエンジンスターターボタン連動となったヘッドアップディスプレイ。

工事成功で気を取り直し、完成記念に反射防止シートを貼ってみた。
シートの効果は予想以上にクッキリハッキリで視認性もほぼパーフェクト。苦難にめげず頑張ったかいがあったかな。
今回の工事も、最後は「自分をほめてあげたい」の心境でした。おしまい。( ´ー`)

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