先週敢行したスピーカー交換工事の結果を報告しよう。
実は、工事終了後にスタッフの廣瀬さんから「(純正の)センタースピーカーのレベルを下げないとバランスが悪い」と指摘されていたのだ。
オプション装備の”HiFiスピーカーシステム”では合計9個のスピーカーが装備されていて、その内の前席ドア各2個の4個を交換しただけという、やや中途半端な状態となるのだが、それでも確実に音質向上が図れるはずだった。
ところが、純正スピーカーと”ソニックプラス”のスピーカーのインピーダンス(or 能率)が合わないためか、出力音量の大半がセンタースピーカーから出力される状態となったらしい。
その説明を受けて試聴を勧められ、たしかにセンタースピーカーの存在感が大きい事は確認出来たが、高音域の解像度が改善されていた事もあり、自分のタコ耳では即座に判定が出来ず、このままでもそこそこ満足出来るのではと考え、「とりあえずこの状態で使ってみる」という事にした。
その後平日はクルマに乗る機会がなく、じっくりと音質の検証も出来なかったのだが、週末にようやくプチドライブしてひと通りお気に入り曲を聴いてみた結果「こりゃあかんわ・・・」となった。純正センタースピーカーの存在感が大き過ぎるために全体の音色が工事前とあまり変わらないためである。
やっぱりプロの指摘は素直に聞かにゃあね・・・(*´~`*)
そんなわけで、再度「サウンド21」に出撃となった。センタースピーカーを殺してしまう事も考えたが、ここは素直にスタッフのお勧め通りレベル調整してもらう事にした。
レベル調整のためのアッテネーターは既に用意されていた。
ピットに入るまでもなく、作業時間は10数分、レベル調整も一発で完了。さすがの手際の良さである。
本来なら、施工後に詳細な音質調整作業があるのだが、”さんにーまるあい”のオーディオ部には最低限の機能しかないので、調整項目もこの程度。サブウーファーがややうるさいので低域を若干抑えている。
さて、センタースピーカー調整の効果はてきめんであった。ソニックスピーカーの実力が発揮されるようになり、ほぼ満足出来るサウンドとなった。お気に入りシンガーの美しくも力強いハイトーンボイスも、いわゆる「ベールを一枚はがしたようにヌケの良い音質」とオーディオ評論家氏のマネをしたくなるほど気持ち良く聴こえるようになった。
中高音域のモヤモヤ感が完全に払拭され、劇的な向上といって良いだろう。
愛車のオーディオシステムは完全に数段ランクアップを果たした。これでクルマで音楽も楽しめるようになり、めでたしである。”ソニックプラス”製品は、車外の音漏れも非常に抑えられているので、街中でもボリュームを気にせずに安心して音楽を楽しむ事が出来るようにもなった。そもそも、バカみたいな大音量は出さないけどね。( ´ー`)
ここまで注意深く読まれたファンの方は既にお気づきと思うが、現在のサウンドについては”ほぼ満足”である。
まだ何か満足出来ない部分があるのかというと、もちろんある。まず第一に低域の解像度。分かりやすく表現すると、「ドン!」と鳴るべきところが「ボン!」ってわけ。その他にも改善要素はまだまだある。
しかし、後はカネ次第。とことん追求するとあっという間に百万円以上かかってしまうのがオーディオの世界。
“HiFiスピーカーシステム”は、後々のスピーカー交換がスムーズに出来るようにとの考えもあり、オーダーした。
今回の工事代金は合計 92,000円也。想定範囲内である。これ以上の投資をするつもりはない。ま、何かラッキーな出来事があって、小遣いにゆとりが出来たらまた「サウンド21」さんにお世話になるかも・・・( ´ー`)