BMWの魅力と特徴

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BMWならではの魅力と特徴

なんといっても、ボディ全体のデザインが魅力的です。非常に各部のバランスが良くて美しく、やや前傾姿勢にみえる全体の造形でスポーティカーとしての雰囲気満点です。
車好きならひと目でBMW車だと分かる優れたデザイン力ですが、他社にない魅力的でユニークなポイントがいくつかあります。

外観

キドニーグリル

いわずとしれた、これだけで特別な車好きでなくとも「ビーエム」と分からせるキドニーグリル。
すごいアイデンティティです。クルマのカオとしてクルマメーカー各社は工夫を競い合っていますが、束になってもかなわないくらいにキドニーグリルは飛び抜けてユニークで魅力的と感じます。
ただ、基本的にはシンプルデザインながら長い期間をかけて育まれてきたもので、最初からカッコよかったわけではありません。こちらの記事をみれば変遷がひと目で分かります。
ボディサイズ拡大に合わせたわけでもないでしょうが、モデルチェンジの度に少しずつ大型化した結果前世代の3シリーズ(F30)ではついにヘッドライトとつながってしまいました。

思い切った振り切り方ですが、非常に斬新で素晴らしいと思います。
キドニーグリルの変遷には試行錯誤の時期もあったし、現行型ではヤリ過ぎとも感じるほどの存在感になっています。
個人的には2010年からのF型ラインナップでひとつの完成形をみた気がしています。
メルセデスやアウディもそれぞれにユニークなフロントグリルデザインを持っています。

テールランプとキャラクターライン

L字型テールランプはBMWにしかないわけではありませんが、リヤのアイデンティティとして長く続いています。
フロントフェンダーからドアハンドルを突き抜いてテールランプまで続くボディサイドのキャラクターラインもスピード感満点の素晴らしいデザインです。
近年は似たようなプレスラインを持つクルマが他社から出されてきた影響かどうかは分かりませんが、最新のラインナップでは順次廃止される方向になっているようです。

BMW サイトより借用

現行5シリーズ(G30)はキャラクターラインを継承していますが、3シリーズ(G20)では後方の一部を残して廃止というイメージ。1シリーズでは実質的に廃止です。
BMWの方針としては長年続いたデザイン・アイデンティティを変更したいようですが、やはり主要モデルでのイメージチェンジに慎重なのは当然でしょう。

リアウィンドウ後部

続いてBMW用語で「ホフマイスター・キンク」と呼ばれるCピラーのウィンドウ形状です。
どのメーカーのセダンも似たような形状にならざるを得ない部分ですが、絶妙なカーブ構成によって、クルマ好きであればひと目でBMWと見分けることができる見事なアイデンティティとなっています。

走行性能と操縦性

語り尽くされていることなので特に書くことはありません。
もちろんすべてのモデルを体験しているわけではありませんが、ボディタイプを問わず1シリーズから7シリーズまでどのモデルであってもドライブする歓びを感じることができます。
ドライバーの思うままに走り・曲がり・止まるという、クルマに求める基本性能に対して高次元で応えてくれます。静粛性と乗り心地に関してはユーザーによって満足度が異なるでしょう。
現在の愛車である「523d」はディーゼルエンジン車なので静粛性はやや不満、しかもM-Sportの足回りによって乗り心地もイマイチなので快適性について自分としては満点ではありません。
※前の愛車の523i Luxury は満点でした。

BMWにしかない魅力やユニークなデザインと注意点

国産車ユーザーがBMW車に乗る場合、明らかに異なる部分や操作性について紹介します。

エンジンキー

まずは乗り込む前のリモコンキーの機能です。一般的な電波式スマートキーですが、裏面のボタンを押すことで緊急用のキーを取り出してドアの開閉ができます。
また、ドアロック用センターボタンを押し続けることによって全ウィンドウのオープンと/ローズが可能です。クローズ時にはドアミラーも最後にたたんでくれます。
BMWにしかないという機能ではありませんが、知っておけば特に夏場などは便利です。
電動トランク装備の場合は、トランクの開閉もできます。
いずれの場合もリモコンを車体に向けずとも機能しますし、屋外なら数十メートル離れていてもちゃんと反応してくれます。

集中ロックシステム

当然ながらロックシステムの正常動作には、衣服のポケット内であれバッグの中であれリモコンキーを携帯していなければなりません。
ドアハンドル後部をタッチして集中ロックになりますが、そのまま長押しすることでリモコンキーと同様にドアミラーも格納されます。

なつかしい話ですが、20数年前の初めてのBMW体験で感心したのが合理的な集中ロックシステム。
リモコンキーのない時代から集中ロック機能はありましたが、ドアロックとトランク及び給油カバーのロックが連動するという点です。
今では「そんなの当たり前ではないか」かもしれませんが、それまで国産車でそんなのは体験したことがなかったので少し感激した覚えがあります。
特に、室内には給油口カバーの解除スイッチやレバーなどがありません。給油のための停車時にロック解除すれば良いので必要がないではないかというわけです。
SSに入った時にいちいちロック解除なんて面倒くさいとい思われるかもしれませんが、見にくくて操作しにくい位置にある給油口ロック解除スイッチの方がよほど面倒くさいはず。
ちなみにVWゴルフ6もBMW同様の仕組みです。これをもって「ガイシャはみんなそうだよ」とはいえませんが。
BMWが「コンフォート・アクセス」と称する、キック式のトランクオープン/クローズも大変便利。
ちょっとコツが必要で、成功率80%程度とゲーム感覚で楽しめ(?)ます。

ロック動作は iDrive で設定可能
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