BMW E46(318i/2003)のカスタマイズ その4 / スピーカー交換

東大阪市にある老舗カーオーディオ工房「Sound21」を訪問した。目的は音質サイテーの純正スピーカー交換工事。
DIYでやる自信はあったのだが、久々にプロショップの仕事ぶりを直に見てみたいという好奇心のため。
それはさておき、何と、ここを訪れるのは、バブル初期以来。実に25年ぶりである。( ´ー`)

それほどの歳月が流れても、社員から名前を聞いただけで島田オーナーはちゃんとわたしの事を覚えてくれていた事に感心。
若々しかった彼も、スリムな体型は維持しているが、頭髪が薄くなり貫禄ある社長さんになっていた。○=(゚∀゚ )
以前ピット(作業場)だった室内は、各種商品がきれいに飾り付けられたショウルームに格上げされている。
オーナーによると、今はカーオーディオだけでは採算がとれないので、ナビはもちろんクルマ全般の加工やチューニングにも手を広げているとの事。何事も長く続けるのは大変です。( ´ー`)
ショップ一押しの”ソニックデザイン”製品が愛車E46のトレードイン対応ではないため、”ポークオーディオ”の製品を勧められ、迷わず飛びついた。最新情報にうとい自分としては、初めて聞くメーカー名であるが、全幅の信頼を置くショップの提案であり、何しろ用意していた予算の二分の一(50,400→26,250)+工賃30,000なのでね。○=(゚∀゚ )

“polkaudio”の新製品である”db5251“。とにかく非常にコストバリューに優れた製品らしい。
めったにない機会につき、作業場に張り付いてひたすら撮影。
まずは内張りはがし。5箇所のトルクスネジを取り外す。
すべてのネジを外したら、その後にやる事は高級外車も国産大衆車も同じ。端の方から手をこじいれて、
下側からバリバリと引き剥がして、慎重にドアロックノブを回避。
スピーカの配線コネクタ等を外せば内張り取り外しは完了。ここはフィットとはまったく違う風景。
黒部分がエアバッグ。グレーな部分はおそらく制振シートで、次元の違う剛性感を生み出す役割を果たしていると思われる。
純正のスピーカはこんな感じ。外見的には思ったほどしょぼくはない。

サイズの違う新しいスピーカにアジャスト用のバッフルを取り付ける。
やはり何の加工もなしに、というわけには行かない。ネジ部分などを埋め込むためにエアツールの回転ヤスリ機でくり抜く作業。3箇所の加工があっという間に完了。いゃー、便利や。欲しくなってきたわ、この工具。○=(゚∀゚ )
衝撃吸収用の特殊スポンジテープ等の処理の後、新スピーカの固定が完了。
ちなみに、これはお手軽コースである。本当に高音質を目指すには、内張りではなく頑丈なドアにスピーカを固定する必要があるのだが、かなりの手間がかかるので工賃も30,000円とはいかなくなる。
担当の藤原氏も、その提案をせずに軽くその事を説明してくれただけ。えらく商売ッ気がないではないかとはいえるが、おそらくは旧知の島田社長から「この客はコストにシビア(つまりケチ)」という伝達があったのではないかと思われる。(‘∀`)
この後、より難易度の高いツィータ交換工事に移るのであるが、昼も近いし、ここでいったん退散して代車で帰宅。

店の片隅に、やはりあった。「カーオーディオだけで商売が出来ていた時代」の名機がひっそりと展示されていた。
知る人ぞ知る、今は亡き世界に誇れる日本メーカーの代表作のひとつ。自分も愛用していたので感慨ひとしお。

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