BMW 320i Luxury について – エンジンの事

さてと。この辺で愛車についておさらいをしておこう。
BMW車は”フィット”や”アコード”などという擬人化(でもないか)された車名ではやく、無機的な数値の”3・5・7″という三種のシリーズ車で構成されていて、それぞれにバリエーションモデルがある。
クーペタイプである”6″や”8″というシリーズがある時期もあった。
・・・などという説明で済んでいた時代は終わり、大メーカーに成長した同社には、今や、BMWファンである自分でも全部の車名を挙げろといわれても即座には思いつかないほど膨大な車種が存在する。おまけに、ついには”2″や”4″まで発生し、残るのは”ゼロ”と”9″のみである。(;`ー´)
ちなみに”BMW”の読み方は”ビーエムダブリュー”が正しいとされている。
それはメーカーが推奨しているのだからね。未だに”ベンベー”と呼ぶのは間違いなく60代以上の方々である。
かつては入門用であった”3シリーズ”は、現在では中堅に位置するほど立派になった。
“320i”は、3シリーズの 2リッターエンジン車。何度も書いているが、今では車名とエンジン排気量が一致する例のほうが珍しいくらいに車名の扱いが複雑になっている。今回は一致していてラッキー。← 何がや ( ´ー`)
細かいうんちくは好まないのでシンプルに紹介するが、心臓部であるエンジンは”N20B20B”型と呼ばれている。
で。まったく同じ構造のエンジンで、後ろの”B”が”A”の型式もあり、こっちは”328i”と車名が変わり、パワーが格段に強力になるとともにお値段も 570万円~と120万もパワーアップする。(;`ー´)
BMWに限らないが、ちょこっとソフトを書き換えるだけで別物の性能のエンジンをやすやすと生み出せるというマジックはメーカーにとっては好都合。消費者にとってはちょいと割り切れない感が残るのは否めない。
ほとんどの車名の後尾についている”i”は”インジェクション仕様”つまりフツーのガソリンエンジン車を意味する。
“N20B20B”型エンジンは、”320i”だけではなく”Z4 20i”それに何と”523i”にも使われている。
“Z4″は分かるけど、200kg以上も重い”5″に積むのはやり過ぎではないか、との懸念は当然だが、これがまぁ走り屋でなければ実用上問題ない性能である事は先日の長期試乗で体験済み。
おっと、良く調べてみたら”Z4″のは”N20B20A”型になってる。アブナイアブナイ(;`ー´)
それでも三者とも、最高出力 184ps・最大トルク 27.5kgmで完全に同一。8速ギヤ比も完全に同じ。

車名320i LuxuryZ4 sDrive20i523i
外寸4625×1800×14404250×1790×12904910×1860×1475
重量1540kg1500kg1750kg
圧縮比1110.011
最終減速比3.1543.0773.231
燃費(JC08)16.413.414.2

いやぁ。こうやってちょっと調べただけでも色々と面白いなぁ。特に、何で重量や最終減速比が有利なはずの”Z4″の燃費がダントツに悪いのかがフシギ・・・
ついでに、”120i”を調べてみたら、こちらは1600ccで”N13B16A”というまったく異なるエンジンでした。
しかも、”116i”もエンジン完全に同一で、最高出力と最大トルクのみダウンというやり方は同じ。しかし型式名は完全に同じ”N13B16A”と、わけわからん状態。もう「勝手にしなはれ」や・・・( ´ー`)
いずれにしても、これまた優れたエンジンには違いない。たしか、このエンジンはプジョー”RCZ”にも使われていたはず。オーナーから聞いた記憶があるのでたぶん合ってると思うけど・・・

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