BMW 320d Blue Performance その2

先日試乗した印象はあまり良くなかったのだが、その後もネット上や雑誌等で絶賛に近いような評価を獲得し続けている驚異のディーゼルカー、”320d Blue Performance”。
やはりもう少しみっちりと体験してみなければと、お泊り試乗を敢行した。
前回は阪奈道路往復走破をして、動力性能の高さはじゅうぶんに確認出来た。
今回の目的は、通勤経路である一般道と阪神高速道路の組み合わせでの乗り心地と、肝心の燃費の評価。

当日の夜、ディーラーで借りだす事が出来たのは、何とボディもインテリアも真っ黒の”M Sport”仕様で少し落胆。
きれいに写してやろうというモチベーションもなく、写真もサイテーですわ。( ´ー`)
それはさておき、店から自宅までは一般国道で約40分程度の距離。ちょっとした渋滞とそこそこ流れの良いバイパス等がある、ごく普通の走行環境である。パワフルなクルマなので、余裕を持って運転しつつ、室内の騒音と振動については特に神経を集中するまでもなく、やはり違和感を感じ続ける事になった。
その絶対的なレベルは、トラックなどと比較すれば圧倒的に低いので「ごく低いレベル」と表現する事はたしかに出来るが、こっちは高級サルーンとしてみているのでどうしても不満が消えない。
今回はアイドリングストップは良く機能して、停車時は100%完全停止となった。しかし、逆にそれがエンジン始動してからの状態との落差を倍加させ、ディーゼル車である事を更に意識させられる。やれやれ・・・(*´~`*)
そして、帰宅するとそこは”閑静な住宅地”。車庫入れで室外に響き渡る豪快なガラガラ音はやはり幻滅である。

夜が明けて心機一転、エンジン始動してアイドリングもそこそこに、大阪市内に向けてのエコランを開始。
といったって、燃費イノチのノロノロ運転など一切しない、フツーの運転である。道路を厳選しただけ。
週に一回、自宅から第二阪奈有料道路経由で阪神高速道路を利用する、いつもの通勤コース。
トラベルボードコンピュータの燃費計などをリセットして出発。
そして、自宅からほぼノンストップで15分後に阪神高速道路に到達する頃には燃費計が”18.8km”を表示。

やっぱりすげぇなと感心しつつ、それから市内までの10kmほどの区間を”EcoPro”モードで流してやると、阪神高速道路環状線に入るまでの一部区間で表示された、オドロキの”22.8km/L“が最高記録。(ノ゚Д゚)
これまでの経験で、クルマの燃費計というのはオーバーな数値を表示する傾向にあると認識してはいるが、この数値を実際に目にすると、さすがに心が動いてしまうのは否めないな。( ´ー`)
重ねていうが、エコランなどしていない。制限速度プラスごにょごにょ程度のフツーのペースである。

けっきょく小一時間かけて往復して来た結果、軽く”20km”をクリアでした。燃費計は妙にシビアで、こうやって写真撮影の準備をしている間のわずか30秒ほどの間にも、停車直後の”20.3km”から変動しているのでありました。
さてさて。好燃費が売り物のフィットでさえ、3年近く使ってきて、これまでの成績は高速道路クルージング主体での燃費計の”20.2km”と、満タン法での”17.4km”が最高記録。
それより一回り以上大きく重い車体と、比較にならないほどの高性能を有しながら、一体何なんだコイツは!?

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