BMW 320d ブルー・パフォーマンス

おまたせしました~。真打ち登場~。o(´∀`)o

小金があったら買ってみたいクルマの筆頭が、”BMW 320d”。知ってる人は知ってる、ディーゼルの”d”です。
ゴルフと同じくやたらと評判が良いので、興味津々。
一般人にとって、ディーゼルエンジンのイメージは良くない、というより悪い。どうしても、「ガラガラガーッ」とうるさくて黒煙と振動をまき散らして走行するトラックのイメージが真っ先に思い浮かぶのは仕方ない。
しかし、天下のプレミアムブランドであるBMWが、そんなしょーもないものを製品として送り出すはずがない。
で、”Blue Performance”という名称でイメージアップを図っているわけである。

巷の評価はおいといて、何はともあれ自分で体験してみなければ評価しようがないので、みっちり試乗を敢行した。
目的は阪奈道路の往復走破である。阪奈道路は一般国道であるが、自動車専用道路すなわち高速道路仕様で造られている。「高速道路は初期投資の償還が済んだら無料化する」という建前が実際に守られた、稀有な例で。
山道と長い直線道路の両方を兼ね備えた、絶好のテストコースである。
馴染みの営業さんから単独試乗の許可をもらい、いざ出発。
とアクセルを踏み込もうとする直前、見送ろうとしていた妻がウィンドウをコンコンするのであわてて停車。
「ガラガラうるさいよ、このクルマ」との報告でドアを開けると・・・
ガ~ン !! た、たしかにけっこう盛大なアノ音が・・・(ノ゚Д゚)ノ
バリバリの新型車の各所チェックに気を取られていて、その事にはまるで気付かなかった。
いや、そんな騒音などドアを閉めればスーっと消えて行く・・・事はなかった。
音も振動もごく低いレベルとはいえ、確実に残っている。消えはしない。そ、そんなはずではなかったはず・・・

意気消沈しかけた心を励ましつつ、駐車場から道路へ。いったん走りだしてしまえばもう大丈夫。音も振動もまったく気にならなくなる。それさえなければ、ディーゼルエンジンの力強いパワーを享受する事が出来るのだ。
ディーゼルエンジンの二大メリットは燃費と強大なパワー。正確には”トルク(回転力)”なのだが、それはアクセルを少し踏み込んだだけで体感出来る。タコメーターが1500回転程度からモリモリとパワーが出るわ出るわ。ヽ(゚∀゚)
阪奈道路の急な登り坂もぜ~んぜん苦にならない。ドライブモードは”COMFORT”のままで、キックダウンなんてまるで必要なく、並走するクルマを置き去りにしてガンガン登って行くのは痛快である。直線道路の加速も豪快。シートに背を押し付けられるような加速感も少しではあるが味わう事が出来るほど。

しかし。日常の使用状況を考えると、停止している時間と超低速でのろのろ進む時間の割合が多いのだ。もしこのクルマがマイカーとなった場合、この時に感じるガラガラ音と振動に耐えられなくなるのは時間の問題。
いや、正にその時に価値ある働きをするのがアイドリングストップ機能であるはずなのだが、この日はそれほど厳しい寒さではなかったというのに、二時間あまりの試乗中に一度も動作しなかったのである。( ≧Д≦)
巷の”320d”のレビューでは、音と振動は”ディーゼルである事を忘させるほど”という表現がほとんどなのだが、それは「ひいきめに見て」のハナシである。”良く抑えられている”という表現に注意しなければならない。
その言い回しを良く読むと、”抑えられている”のであって”まったくない”とはどこにも書いていないのだ。
音と振動は車内でも感じる。それが許容レベルであるかどうかは各自の価値観によるとだけ書いておこう。
自分としては、残念ながら次期愛車候補リストから脱落となった。何しろ 3シリーズはBMWの看板車種。
このクルマの場合、「何万km走行したら元が取れる」などという議論はまったく意味を成さないためである。

メーカー車名価格エクステリアインテリア動力性能操縦安定性乗り心地省エネ性能快適性所有満足度標準装備品コストバリュー合計得点
BMW525i (E39/2001) Hi-Line60010101010101010101010100
フォルクスワーゲンゴルフ TSI トレンドライン・マイスターエディション24988101091696820104
フォルクスワーゲンポロ TSI コンフォートライン2188710108167671897
BMW320d ブルー・パフォーマンス47010912128204512698

※インテリア写真は次に試乗した”320i Luxury + レザーシート仕様”のものであるが、採点簿はスタンダード仕様と想定しての結果である

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コメント

コメント一覧 (3件)

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    ガイシャはこれまで4台所有しています。
    でも、全部、ラテン。(笑)ゲルマンは一台もありません。
    初めて買った車がフィアットウーノ。チープシックの極み。
    デザインはジウジアーロ。初代マーチと異母兄弟。
    でも、ニッサンがデザインをいじり倒したのに対して、フィアットはほぼ原案通りに!
    左ハンドルのMTでした。
    小気味よく快適にまわるエンジン。地面に張り付くような深いストロークのサスペンション。しかし、なにより素晴らしかったのはそのシートでした。
    当時の国産車にはありえないその座り心地とそのデザインと質感。
    「安い車なのに、なんちゅうシートを与えてくれるんだ!」と欧米文化の奥深さを感じたものです。
    まぁ、イタ車なので例に漏れずそれはよく壊れました。^^;
    サンルーフが手動だったのですが、雨が降ってきたので閉めようとレバーを廻したら、「パキン」と言って空廻り。勿論、車内はバッチリ濡れました。^^;
    夜、家の前の路肩に停めておいたら、酔払い運転の車にノーブレーキで突っ込まれ、大破して永久(とわ)の別れになりました。(泣)
    続いて、ルノーサンク。
    こいつも楽しい車でした。衝撃だったのは、やはりそのシート。
    今で言う低反発ウレタンのようなヌメリと沈み込む独特な座り心地。
    表面はどこまでも柔らかいのにコシがある。
    走行性はウーノに負けたけど、とにかく小粋な車でした。
    スーリーの櫓組みのキャリアを屋根に載せ、意味もなく大きな革のトランクケースを乗っけて走ってました。(笑)あと、4ドアだってことも実用的でよかった。
    その次はシトロエンBX。
    しかし、初めて乗ったハイドロニューマチックのその乗り心地には笑いました。
    車体と地面が切り離され、なんだか浮いている感じがするんですよね。
    しかし、こいつがまたたいそう壊れる車で、わずか半年で見切りをつけて、ホンダのアスコットへ乗り換えました。^^;
    そこからは国産車オンリーです。
    そして、二十年以上の歳月が流れ、今、またプジョー307CC(笑)
    はっきり言って、見てくれだけが際立った、とにかく壊れる車です。断言できます。(爆)
    最近、知り合いが308CCからポロに乗り換えました。307ではなくてアイシンのATにBMWと共同開発したエンジンが載った新しい308CCです。
    で、先日感想を聞きました。
    曰く「車としては308より快適で407にはちょっと負ける」くらいだそうです。
    まぁ、407といったらプジョーのフラグシップの高級サルーンですから…
    そして、ポロで一番気に入っているのは「ジャージにサンダル履きでスーパーに買物に行けること」と言っていました。(笑)
    今まで308CCだと、わざわざ着替えて行かなければならない脅迫観念にとらわれていたそうです。
    別にワタシは着替えないけれど…分かる気はします。(笑)
    やっぱり、プジョーはお金に余裕のある女性が似合う車です。
    ひょっとして、「また買い換える?(笑)」と期待しながら、今後の展開を楽しみにしています。^^)v

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    これまたコメントにしとくのはもったいないコメントなので、本文記事として採用させていただきたいと思います。
    良いですよね ? ( ´ー`)

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    わざわざ「OKです。」とコメントする必要もないでしょうが、一応ご返事しておきます。(笑)
    ただ、もう20年以上も前のことの記憶と印象なので、そこんところは割り引いておいて欲しいと思います。^^;
    でも、当時の車を今、新車で乗ったらどうなんでしょうねぇ?
    確かに30年前の車は明らかに前世代の車だったように思うけれど、20年前だと現代とそれほど違わない気がするのは、錯覚でしょうか。
    うーん・・・分からん。

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