番外編 BMW 525i Hi-Line(2001)

ついにBMW 525i(E39)を卒業

とうとうお別れの時が来てしまった。(　；∀；)
三代に渡って乗り継いだ”BMW 525i(E39)”。今度こそ本当に最後である。

イカリングも心なしか悲しそう・・・

「二年間はゼッタイに乗り続けるぞ!!」と決意していた三代目は、2013年2月8日が車検期限。
積算距離計の表示は 87,444km。約8ヶ月間で12,000km走行した事になる。
記憶では、たぶんこれまで所有したクルマで最も多いはず。平日でも、必要以上に通勤に使ったりしていた結果でもある。実際には電車のほうが安くて便利なのだが、要するにこのクルマに乗りたいからというのが理由。
それくらい気に入っていた。乗る度に喜びを感じていた。

昨年5月に愛車となって以来大したトラブルもなく、状態も良いので当然車検を受ける予定であった。
静かでスムーズなエンジンはもちろん、足回りも快調、高級車としての乗り心地に劣化など少しも感じられず何も不満がなかったどころか、乗る度に「あ～やっぱりビーエムは良いなぁ」と自己満足に浸れる日々であった。

525i(E39)に初の不具合発生

しかしここに来て、昨年末頃から原因不明の異臭が発生するようになり頭を悩ませていた。ビニールが燃える時のようなあの不快な匂いである。自己診断ではエンジンルームからか車内からなのかも分からない。しかも、常時発生するわけでもなく、走行している内にいつの間にかなくなっていたりする。

これ、素人目にもかなりやばい。重要部品の樹脂部分だったりしたら、かなり致命的かもしれない。(；ﾟДﾟ)
BWMのサービス担当者に相談したら「不定期な匂いの問題は非常にやっかい。原因を特定するのが難しく、どれくらい時間と手間がかかるか不明。」とつれない回答であった。
いや～まいった。ブログで何度も書いているが、自分の体験範囲ではビーエムは故障しないクルマである。
中古外車の最大の不安点である”維持費”を来にしなくて良いので、安心して中古車による”ビーエムかぶれ”を続けて来れたのだ。初めての重要な不具合発生である。

タイミング悪くやって来た車検整備に悩む

しかも悪い事に、それに加えて、ヘッドライトの照射角度が徐々に落ちて来ている。ビーエム好きなら誰でも知っている(と思う)、”光軸ロッド劣化”である。実は購入直後にも、既に「破損仕掛けている」と診断されていたのだが、角度は許容範囲という事だったので修理は先送りしていた。
何しろこれだけで15万円程度は軽くすっ飛ぶわけで・・・。車検時に無視するのもたぶんムリ。
とすると、車検整備費及び諸費用しめて50万円!!などという事態も想定しなければならなくなって来た。
・・・いや、これくらいの年式の中古外車なら当たり前という水準かもしれないのだが。( ´ー｀)
何しろ、このクルマの購入価格は39万円!!。50万円も投じるならば、まだまだ程度の良さそうな中古車は流通しているし、また乗り換えるという手も考えないではなかったが、うじうじと悩む中で「しばらく中古車が続いたので久しぶりに新車を」という案が急浮上して来たのである。
“ビーエムかぶれ”と自称しつつ、一度くらいは名車の誉れ高い”ゴルフ”を所有してみたい誘惑も常にあった。

そんなわけで、この快適なコクピットに身を委ねる事が出来るのはこの夜が最後となった・・・
ベンチマークなので当たり前とはいえ、100点満点の”525i”、素晴らしいカーライフをありがとう!!
とつぜん、試乗レポートシリーズを開始したのは、まぁこんな経緯なのでした。