現役ユーザーだからいえる ! BMWを買うなら5年落ちの中古車が最高

愛車は2016年式BMW523d(F10)特別仕様車

2021年8月現在で私が所有するBMW中古車をご紹介します。
現在の愛車は、2020年7月に埼玉県の大手中古BMW専門店で購入した本体価格250万円(総費用281万円)の2016年式BMW523dです。人気限定モデルの4年落ちなので割高ではありました。それでも新車価格の約1/3です。
このクルマはセレブレーション・エディション・バロンと呼ばれたフルオプションの特別仕様車で、先代5シリーズ2016年式BMW523d(F10)のM Sport+Luxury 仕様で最後期の熟成品質に加えて200台限定販売と希少なモデルです。

基本的な仕様は次の通り

エンジン排気量と型式 1995cc 直列4気筒DOHCターボ (ディーゼル)
最高出力とトルク 184ps(135kW)/4000rpm 38.7kg・m(380N・m)/1750~2750rpm
サイズと重量 4920×1860×1470mm 1760kg
変速機 8速AT
JC08モード燃費 16.6km / L 使用燃料は軽油(満タン70L)
タイヤサイズ 前 245/40R19 / 後 275/35R19
  • 5シリーズはパーソナルラグジュアリーカーとしては最高クラスのモデルで所有満足度が段違いです。
    高級車感を存分に味わわせてくれます。つまらない不具合や故障も起きないので安心です。

最人気モデルだったので通常モデルより中古車価格も1ランク高いです。 ちなみに2020年7月当時、認定中古車では本体価格320万円前後の設定でも即完状態でした。
何度かの購入機会を逃した後に、BMW中古車専門店で初出品されたタイミングを逃さず上手く入手出来たと自負していますが、買い物としては失敗だったと反省しています。

恥をさらします。諸経費で調整されてしまった結果・・・

読者の方にはこんな失敗はしないでほしいとの思いでこの記事を書いています。
自分の中で黒歴史であると恥じていますが、忘れないためにも請求明細書を載せておきます。
新車であれ中古車であれ「今すぐ欲しいという欲求」を抑えられなかったら、交渉力が低下すなわち余計な出費になってしまうという教訓です。
ネット広告では諸経費の基本プラン約20万円に加えてAプラン約30万円と明記はされているので悪徳とはいえません。20万円に関して「そんなもんだろうな」というくらいの予備知識はあります。
ただし店舗でその内容をみて驚きました。矢印部分の項目で諸経費を盛られていたのです。「何やこれ!?」という正規ディーラーもびっくりのぼったくり料金です。※車庫証明は自己取得なのでゼロ
本体価格を安くみせておいて諸経費でもうけるという常套手段にやられてしまいました。
BMW中古車専門店として長年営業している店なので、ある程度の信頼度があると考え、購入予約をして訪問したらこんな見積書を出されたのでした。
担当者の対応は良かったし、店の雰囲気も悪徳業者とは思えなかったため大いに迷いました。
所在地がかなり遠方であり出直しはできません。値引きに応じる気配もなかったため拒否したら即交渉打ち切りです。
悪条件と知りつつ迷ってしまったのは「どうしても欲しかった」というのが理由でした。そういう思いがあると勝ち目がなくなるのは自明です。

ふだんならこのような金額を見せられた時点で取引交渉を撤回するのですが、この時だけは「今欲しいのだ」という自分の中の誘惑に負けてしまいました。
諸経費31万円の中で登録関連だけで154,800円というのは明らかに過剰な金額ですが、説明を求めてものらりくらりとかわされてしまいました。さらに、79,800円(12ヶ月)という保証料も拒否したのですが「F10の5年目の重要部品の故障率は、実はかなり高いんですよ」というセールストークに負けてしまったことも二重の敗因です。結果はまったく保証のメリットなしでした。
強気で交渉できなかった理由は”希少価値”に尽きます。この機会を逃したら「バロン」という特別なクルマに今度いつ巡り会えるか分からないという気持ちに勝てなかったのです。
ただし、支払総額としてはかなり有利な条件だったと今でも納得はしているのでイヤな部分は忘れることにしました。もちろんこの店ではもう二度と買いません。
とはいえクルマは最高です。4年落ち程度で何らかの劣化があるわけもなく内外の品質も走行性能も文句なしのレベルで、現在も愛用しています。
ちなみに「バロン」は2021年8月時点でもほとんど値落ちしていません。

とにかく、くれぐれも支払総額を事前に確認せずに店舗に行ってはいけないという教訓でした。

F10(エフテン)とは、2010年から2016年10月まで販売されていた第6代目となる5シリーズのモデルコード(型式コード)です。※2017年発売の現行モデルはG30
ちなみに国内ではF10のみが英語読みで、その他のモデルの数値部分は日本語よみでした。
ステーションワゴン型の”ツーリング”タイプはF11(えふじゅういち)で、同時期の3シリーズはF30(えふさんじゅう)などと呼ばれていました。
単純に語感のみで区別されていたようです。
この特別仕様車「バロン」は、新車発売時の本体価格が777万円ながら非常に人気が高くやはり即完でした。
中古車市場にもめったに出てこなかったので見つけるのにかなり苦労しましたが、そのかいあって実に新車価格の 1/3 以下の費用で手に入ったことになります。

2016年式523d は故障も不具合もなしで車検費用10万円

2020年7月の納車から2021年8月現在に至るまで何の不具合もトラブルもありません。
2021年7月の車検整備(クルマとしては2度目)を受けましたが、部品交換もほとんど必要なく諸費用すべて込みで10万円という最小限の費用で済みました。
これほど安く済んだのは地元の整備工場さんのおかげです。
やや状態不安のあったバッテリーの新品交換も後日行い工賃込み5万円弱でした。

「バロン」は劣化が心配されるようで国内ではあまり好まれない明るいカラーの内装とシートですが、特別な手入れなどせずとも変色やシミなど一切なく非常に美しい状態です。
そのため、現時点で5年落ちとなる中古車であっても他人を乗せても中古車と気づく人はいないほどの良好なコンディションを保っています。
個人の好みとしてはスポーツサスペンション装備のM Sport 仕様がベースとなっていて乗り心地が硬めなどわずかな不満点(不具合ではない)はありますが至福のBMWライフを過ごせています。

5年落ちを勧めているのになぜ自分は4年落ちを ?

4年落ちを購入したのは、少し資金に余裕があったことと、単に特別仕様車の「バロン」が欲しくなり5年落ちとなるまで待ちきれなかったというのが理由です。
ここは言行不一致で申し訳ありません。